03日 8月 2020
コロナウィルスの影響で高齢者や持病をお持ちの方が外出を控える状況が続いています。私の両親や訪問マッサージに伺っている方、そのご家族も家にこもりがちでこのままだと生活不活発病になる恐れがあります。生活不活発病になると身体や頭の働きが低下しフレイルやうつ、認知症など様々な症状が現れてきます。私は過去に2度ほどインドでヨガを習ったことがあり、今でも毎朝ヨガの練習をしていることを訪問先のご家族に話したところ、運動不足解消のためレッスンしてほしいと頼まれました。ヨガ歴は20年以上ですが資格がなかったので、この度、日本でも知名度の高い全米ヨガアライアンスのRYT200(ヨガを教えるための200時間のコース修了)を取得しました。当面は外出を控えられている高齢者や持病をお持ちの方、そのご家族にヨガのレッスンで身体と心をリフレッシュ、リラックスしていただき生活不活発病の防止に努めて参ります。ヨガは他人と競うものではなく自分の身体と心を調和させるためのものなので老若男女、身体がかたい人、妊婦さんなどどなたにも実践できます。コロナの影響で室内で大勢のクラスは無理なのでご自宅で少人数で受けるクラスです。感謝
02日 12月 2019
複数の慢性疾患を抱え、多種類の薬剤を服用する高齢者は、様々な副作用に悩まされていることが多いです。高齢者は薬を分解する体の機能が低下するため、副作用が出やすくなり、実際に薬の種類が増えると、副作用のリスクが上昇することが分かっています。出現しやすい副作用は、転倒、ふらつき、認知機能の低下、抑うつ、せん妄(幻覚や興奮などの精神症状)、排尿障害、便秘、食欲低下など様々です。1人の患者が1ヶ月に1つの薬局で受け取る薬剤数を厚生労働省が調べた所、75歳以上の4分の1は7種類以上を受け取っており、5種類以上は4割にも上りました。例えば、不眠を訴える高齢者に処方されることの多いベンゾジアゼピン系の睡眠薬や抗不安薬は、転倒による骨折、ふらつきや認知機能低下などの副作用を生じることがあります。実際、私が訪問マッサージに伺っている高齢者の方の中にも、そのような例がたくさんあります。不必要な薬剤を減らすには生活習慣の改善が必要です。夕食後すぐに寝てしまうと夜中に目が覚めて眠れなくなるので、遅寝早起きにし、運動は血圧の高い早朝を避け日中に行い、炭水化物を減らし、野菜と肉・魚を多く摂るなどがおススメです。感謝
27日 11月 2019
先週月曜日、山陽小野田市社会福祉協議会でひだまりサロン(介護者の集い)に参加してきました。今月は健口講座で保健士さんに教えていただきました。まず健康寿命の話で、これは日常生活動作が自立している期間の平均のことで、健康寿命を延ばすために生活習慣病の改善が不可欠ということでした。すなわち①食生活②運動・身体活動③こころ・休養④たばこ・アルコール⑤歯・口腔⑥健康管理・がん検診・特定健診等の取組みが大切ということです。自分の歯が80歳で20本、60歳で24本という運動がありますが、山陽小野田市は60歳代は21.2本、70歳代は17.6本とどちらも下回っています。成人の8割は歯周病といわれており、原因としてかみ合わせの悪さ、歯の汚れ、全身的なもの(アレルギー疾患、慢性疾患、糖尿病、妊娠・思春期等のホルモン異常)があります。歯周病は全身に悪影響を及ぼし特に糖尿病、心臓病、動脈硬化、肥満、骨粗鬆症、誤嚥性肺炎、脳卒中、早産・胎児の低体重等に関係があります。予防として生活習慣の改善、みがき方の再確認、歯ブラシは1ヶ月を目安に替える、デンタルフロスで歯間部清掃、歯科で定期的クリーニングが大切です。感謝
04日 11月 2019
脳血管疾患後遺症の方のほとんどは各種リハビリも受けられています。リハビリとマッサージ(鍼灸)はお互いを補完するものですので両方行うのが望ましく効果が期待できます。マッサージ(鍼灸)によって鈍くなっている感覚や硬くなっている関節の可動域を少しづつ改善させていきます。また血流の安定化により体の自己治癒力を高め、筋肉のこわばりを緩め、リハビリしやすい体の状態をつくります。脳血管疾患後遺症で怖いのは麻痺した筋肉を使わなくなることによる退行性萎縮です。筋委縮が進むとますます体の自由がきかなくなり日常生活が不便になります。脳血管疾患後遺症を少しでも和らげるためには、病院や施設でしっかりとしたリハビリを行い、そのうえでマッサージ(鍼灸)を受けることです。マッサージ(鍼灸)は可能な限り早い段階からスタートすることが後遺症を軽くさせるポイントですが遅いスタートでも悪化防止や再発防止に役立ちます。脳血管疾患発症後、寝たきりや運動機能の低下、うつ病等などにより便秘やむくみ、不眠などの症状もしばしば現れます。マッサージ(鍼灸)は体の根本的な免疫力を上げ、内部環境を整え、様々な体の不調の改善に役立ちます。感謝
16日 10月 2019
自然堂の訪問リハビリマッサージを受けられているご利用者さんのうち、最も多い疾患は脳血管疾患後遺症の方です。主な脳血管疾患には脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血があります。脳梗塞は心臓などでできた血のかたまりが流れて血管をつまらせたり(脳塞栓)、脳の血管が動脈硬化によって閉塞する(脳血栓)ものです。脳内出血とくも膜下出血は脳内の血管が破れて出血するものです。脳血管疾患は発症すると命にかかわることもありますが、医療の進歩によって死亡者数は減ってきており死因の第四位になっています。しかし高齢化社会にともない患者数自体は年々増えており長いリハビリ生活に悩まされています。特に脳血管の動脈硬化が要因で脳梗塞の発症が増加しており脳血管疾患の約60%を占めています。再発率も高く1年以内で約10%、5年以内で約30%となっています。脳血管疾患の危険因子は肥満によるメタボリックシンドロームをはじめ高血圧、糖尿病、脂質異常症など基礎疾患が原因になっています。そのため脳血管疾患の予防は高血圧や糖尿病などの基礎疾患の治療、食事、運動、喫煙、飲酒など生活習慣の改善、血流を良くし凝りを作らないことなどが大切です。感謝
02日 10月 2019
9月は2回ほど治療や経営に関する研修のため東京に行きました。治療はホールインワン硬膜テクニック(上部頸椎テクニック)・・・頸椎1、2番を矯正し硬膜のねじれをとる。神経モビライゼーション(PT系)・・・末梢神経の感受性、伸張性、運動性改善。CSFプラクティス(脳脊髄液調整法)・・・自律神経、難病を治す。脳活性療法・・・セロトニンを出して自律神経、うつを治す。肩甲骨はがし・・・慢性の肩こりを治す。経営はマーケティングについて勉強してきました。時間があったので次の日は東京は葛飾柴又帝釈天にお参りに行きました。実は小学生からの男はつらいよの寅さんファンで当時、飼ったねこに寅次郎と名付けたほどです。9月の東京は暑く、男はつらいよ25話の病気のリリーを訪ねて沖縄に行った寅さんがアイスキャンディーを食べながら炎天下ふらふらになりながら海洋博にたどり着く感じで、僕も寅さん記念館に行きました。予想以上に楽しく、隣に山田洋次記念館もあったので長居してしまいました。暑い中、矢切の渡しまで行って数多の名シーンに思いをはせ帰路に着きました。お土産に買った草団子は無添加で素朴な味がして美味しかったです。感謝
16日 8月 2019
7月5日に宇部市記念会館で健幸アンバサダー養成講座に参加してきました。皆さんご存知のように医療費はどんどん上がっていますが、今までも国は色々な策を講じてきましたがあまりうまくいかなかったようです。なぜなら健康に関心があるのは3割の人で7割が健康に無関心な人のため検診を呼び掛けたり健康情報を流したりしても7割の人には届かなかったからです。そこで健幸アンバサダーに大切な人に繰り返し健康情報を伝える役を担ってもらおうということです。日本人の全死亡者の60%が生活習慣病で亡くなっています。また認知症の原因は1位身体的不活動、2位うつ、3位喫煙となっています。筋肉は40代以降、年に1%ずつ減っていくので早いうちから筋トレで筋肉をつけることが大切です。筋肉をつけるには食事も大切で20代より70代の方がタンパク質(肉、魚、卵など)を多く摂る必要があります。運動は2種類必要で①筋トレは基礎代謝が上がり脂肪燃焼力がアップし太りにくい体になり関節などの痛みが軽くなります。②有酸素運動(歩く)は心肺機能を高め脂肪を燃焼し動脈の伸縮性を向上させます。まずは今より10分多く体を動かすことから始めましょう。感謝
12日 8月 2019
姪っ子が大雨の日に捨てられていた生まれたばかりのこの子を拾ってきました。姉がスポイトでミルクを飲ませ育てました。現在、生後30日で歯が生えてきたのでもうすぐ離乳できます。とても甘えん坊で健康なかわいいオス猫です。どなたかもらっていただける方がいらっしゃいましたらご連絡ください。よろしくお願いいたします。
22日 7月 2019
先日、山陽小野田市であった「みんなでつくる支え合いの地域づくりフォーラム」に参加してきました。「本市の少子高齢化の現状」や「各地区での支え合い会議の取組み」に続き「支え合いを広めるために」という基調講演がありました。その中で気になった話がありました。「あなたが幸せに暮らすためには何が必要か、お金と家以外に3つ考えてみましょう」という問いに皆さん様々な意見が出たのですが、国の調査では1位がお金、2位が家族、3位が健康ということでした。皆さんもそれぞれの経験や考え方から異なる意見もあるかと思いますが、私にとって1位は断トツで健康です。お金がいくらあっても、家族がたくさんいても健康でないとどうしようもありません。私も15年以上この仕事をし、様々なお客様に接してきてつくづく実感しますし、お客様からもそう言われます。でも「好きで病気になったんじゃない」とお叱りを受けそうで申し訳ないのですが、死亡危険因子の1位は喫煙、2位は高血圧、3位は運動不足というデータがあります。高血圧のほとんどは塩分の過剰摂取や肥満、ストレスなど生活習慣に起因するのでどれも自分の努力次第で改善できます。まずは運動から!感謝
07日 7月 2019
訪問マッサージ(鍼灸)と聞いて、出張マッサージと同じと思っている人もいるかもしれませんが違います。訪問マッサージ(鍼灸)は医療上、マッサージ(鍼灸)が必要と医師が認め、同意した場合のみ健康保険を使ってマッサージ(鍼灸)ができます。ですから誰でも受けられるわけではなく、マッサージは筋マヒや筋力低下、関節拘縮などがあり歩行困難で一人で電車やバスなどで通院・外出ができない方が対象になります。鍼灸は神経痛、リウマチ、頚肩腕症候群、五十肩、腰痛、むち打ち、その他(膝関節痛、股関節痛など)があり歩行困難で一人で電車やバスなどで通院・外出ができない方が対象になります。どちらも歩行困難ということがポイントです。受けられている方の病名は脳梗塞や脳出血などの後遺症、脊椎圧迫骨折や大腿骨頸部骨折などの後遺症が多く、その他にパーキンソン病、進行性核上性麻痺、多発性硬化症、多系統萎縮症、サルコイドーシス、脊柱管狭窄症、頚椎症性脊髄症、小児麻痺、慢性閉塞性肺疾患、変形性膝関節症、腰痛症、廃用症候群、神経痛などがあります。病名よりも歩行困難であることが重要になりますので、ご不明な点がございましたらお尋ね下さい。感謝